過去ログ - 高森藍子「菜々さんへの誕生日プレゼントが思いつかない……」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/05/15(日) 22:07:17.21 ID:5maGnF/Q0
「――こんにちはっ、加蓮ちゃん、菜々さん!」
「おっ。こんにちは、藍子」
「うっさみーんっ! 今日も藍子ちゃんは元気そうですねっ。ナナ、さっきレッスンがあったんですがハードすぎて……クタクタなんですよねぇ。その若い体が羨ましい――」
「あの、17歳……」
「ハッ! あ、えええと要はそのっ……こ、ここでウサミントリビア〜! 実は、地球での1年はウサミン星での10年で計算され、」
「え? ってことは菜々ちゃん、ホントは270歳になるってこと?」
「ナナはウサミン星出身地球在住だから問題ないんです!」
「うん……うん?」
「ぜーっ、ぜーっ」
「……菜々ちゃんじゃないけど私もクタクタ。ねー藍子、私の家までおぶって運んでー」
「ふふっ、それはちょっと無理です、ごめんなさいっ。かわりに、何か飲み物を持ってきますね。何がいいですか?」
「サイダー」
「ナナ、お茶をお願いします!」
「ちょっと待っててくださいね〜」
給湯室へ向かう。サイダーの缶と、お茶の未開封ペットボトルを取り出して、自分は何を飲もうかと悩む。
別に何でもよかったはずだし、それほど喉が乾いている訳でもないのに、どの飲み物も不思議なくらいに美味しそうに見えてしまう。
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