過去ログ - 高森藍子「菜々さんへの誕生日プレゼントが思いつかない……」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/05/15(日) 22:17:16.79 ID:5maGnF/Q0
「あ、あれっ、あれもバレていたんですか!?」
「あー……菜々ちゃんにはバレてないかな? うん、たぶん」
「そんなぁ……」
ようやく膝に力が入って立ち上がれそうだったのに、またへなへなと腰が抜けてしまう。
そのままソファにしなだれかかる藍子へ、加蓮がくつくつと声を漏らした。
「あはは、ほらっ。私って人の気配とかけっこう鋭い方だし……きっとかくれんぼとかしたら藍子には、っていうか事務所のたいていの人には勝てる自信があるよ」
「あ、あはは……なんだか私、すっごく馬鹿みたいじゃないですか」
「うーん……。それは否定できないけどさぁ」
「加蓮ちゃんひどいっ」
「え? 否定してほしかったの? 藍子ってそういう面倒くさい会話したがるタイプだっけ……? まーいいや。でもさ……ふふっ。隠れるのってけっこう楽しいでしょ? バレそうでバレないってあのスリルとか!」
「ドキドキばっかりしていたので……その、バレないかな? ってばっかり考えちゃっててっ」
「でも私にはバレバレでした、っと」
「……加蓮ちゃんのいじわる〜」
「菜々ちゃんに言わなかっただけ温情だと思いなさい」
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