過去ログ - 高森藍子「菜々さんへの誕生日プレゼントが思いつかない……」
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38:名無しNIPPER[saga]
2016/05/15(日) 22:24:46.71 ID:5maGnF/Q0
……堂々としていた、つもりでも。やっぱりどこかズレているように思えて、つい口ごもってしまう。
ぽかんとしている菜々へと、加蓮が肘で軽く小突いた。
それでも誰も言わないまま、少しの沈黙の時間が続く。

もうちょっとだけ、言わなきゃ。

「だからっ……菜々さん! 今度、一緒に2人で遊びに行きましょうっ」
「へ、へ?」
「今日……は、お忙しいと思うから、明日とか、明後日とかっ。あっ、その時にいいものがあったら買いたいなぁ、って思っちゃったりして……ええと……その……や、やっぱり変、でしょうか……?」
「あ、ああいえっなるほどなるほ……ど? なるほど……? ……キャハッ☆ 藍子ちゃんは変なことを言いますね!」
「あうぅ、やっぱり……」
「ちっちっち。変なことって言うのは、そんなのわざわざ大げさにしてるってことですよ。どこへ行きます? メイドカフェとか? 藍子ちゃんオススメの公園なんてのもいいかもしれませんね!」

あ、それなら私のオススメを――と加蓮が横槍を入れ、菜々がなぜだか引きつり笑いで両手を前に出す。
明らかなノーの姿勢に加蓮がへそを曲げる。えーなんでー、と不満気な声に、何を吹き込まれるか分かったものじゃありませんからね! と反撃する菜々。



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