過去ログ - 高森藍子「菜々さんへの誕生日プレゼントが思いつかない……」
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4:名無しNIPPER[saga]
2016/05/15(日) 21:56:55.29 ID:5maGnF/Q0
「う〜〜〜〜ん……」

どうしてか分からないけれど、相談してみるという選択肢は浮かばない。意地を張ってみたいと決めて、ずっと時間を使っている。
……また雑誌をめくれば思いつくかな?
視線を落とす。10分くらい、目をあっちへやって、こっちへやって。

……。
…………。

そうだ、想像してみたらどうだろう? ――藍子は目をつぶる。暗闇の世界に事務所を描いてから、写真をフォトフレームに入れるように、菜々をセッティング。
やっぱりメイド服しか想像できないので、無理矢理に自分の服を着せてみた。
……想像の中での菜々は、困った表情をした。
い、いやぁ藍子ちゃんの服なんて似合いますか? ナナもいい歳ですしちょっと――ハッ!

「…………」

ものすごく、申し訳ない気持ちになった。



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