23: ◆Y3oOA6OkFI[saga]
2016/06/01(水) 10:06:11.60 ID:OoZNJ66VO
ガラガラっと椅子を引く音が教室にこだまする。
鈴科進一となった一方通行は手提げ型のカバンを机の上に下ろすとゆっくりとイスに座る。
彼はどちらかというと登校が早い方であるのだが、今日は若干の寝坊をかましたため既に教室は他の生徒の話し声でざわめいていた。
「よっ!鈴科」
肩に触れた手の感触の方を見やるとそこには先ほど廊下を爆走していた少年の姿があった。
「今朝も元気だねェヒーロー」
「よせよ!あんなのふざけてるだけだって」
はっはっはと豪快に笑うこの少年は上条当麻。
進一の中学からの親友であり、良き理解者である。
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