28: ◆Y3oOA6OkFI[saga]
2016/06/01(水) 10:09:26.26 ID:OoZNJ66VO
ようは学園祭の準備として面倒臭い書類作業や飾り付けなんかを手伝ってくれるやつはいないか?という話だった。
しかし教室はしんと静まり返っていた。
わざわざ進んで面倒を引き受けようなどという見上げた生徒はそうそういないものだ。
「まぁ分かってたじゃん、どうせ抽選に……」
「先生」
すっとよく通った声が黄泉川の言葉を遮った。
教室の真ん中あたりから綺麗に真っ直ぐと伸ばされた手が上がる。
それに続いて静かに少女が立ち上がった。
「誰もいないなら……私がやります」
「おー、絢辻か。それなら大丈夫じゃん、じゃあ任せた」
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