67: ◆Y3oOA6OkFI[saga]
2016/06/23(木) 00:07:30.69 ID:UPHiXtlKO
羨望の眼差しで進一を引き剥がしにかかる上条と、森嶋はるか専用事後処理担当である塚原ひびきの働きでなんとかふかふか地獄から脱出した進一。
「あ、危なかったぜ……もう少しで……」
「何が危なかっただよ!完全アウトですよこのやろー!お前だけ良い思いしやがって!」
冷静に平静心を取り戻そうとする進一に食ってかかる上条。
「あはは、あなたたち本当に面白い子ね」
「そうでしょ!?流石ひびきちゃん!分かってるわ!」
そんな様子を見て塚原ひびきと森嶋はるかも笑っていた。
「とにかくだ上条ォ。オレはこれ以上のやっかいはゴメンだ」
そう言い残すとだっ!と駆け出す進一。
元々目立つことを嫌う性格である進一はこのまま森嶋といるともっと面倒な事になっていくのを察知していち早く逃げ出したのだ。
「ま、待てよ大将!あの森嶋先輩の"盛り島"の感想を聴きだすまでは今日は返さねぇぞ!」
意味不明なことを叫んで走り出そうとする上条。
だがその前にくるっと振り向くと。
「じゃ、そういうことなんで森嶋先輩、塚原先輩!アイツはあんな奴ですが悪い奴じゃないんで仲良くしてやってください!今日はこのあたりで失礼します!」
と律儀にぺこりとお辞儀をすると進一を追って食堂へと走り出すのだった。
91Res/48.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。