過去ログ - 一方通行「アマガミねェ」
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73: ◆Y3oOA6OkFI[saga]
2016/07/01(金) 13:31:53.35 ID:Prs7uFppO
ぐえっと潰れたカエルのような声を出す上条。



クラスに残っていた生徒たちは、またいつもの痴話喧嘩が始まったよ……とうんざりした眼差しを向けていた。
コレが上条当麻人気が同学年に低い理由の一つである。
彼に迫るということは御坂美琴をかいくぐる必要があるのだ。



「オイオイいい加減に痴話喧嘩は止めやがれよ」



「そ、そんなんじゃないっての!」



痴話喧嘩という言葉に反応して御坂がばっと手を離し、顔を真っ赤にしてぶんぶんと手を顔の前で振る。



「俺が何したってんだよまったく……」



上条はというと制服のシワを直していた。



別にこの2人は付き合っているわけではない。
それどころか恐らく上条は御坂の好意に気づいてすらいない。
そういう関係の2人なのだ。



「まァとにかくだ。上条の言ってるコトはマジだ。絡まれたのは俺の方だ」



「……」



御坂はしばらく黙って進一と上条を交互に見つめた。



「ま、今日のところは勘弁しといてあげるわ」



「勘弁も何も!上条さんは許してもらう必要などないと思うのですが!」



「オマエは黙ってろ面倒臭ェ!」




げし!と上条の脳天にチョップをかます進一。



「な、なぜ俺ばっかりこんな目に……」



御坂はそそくさと教室を出て行ってしまう。


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