76: ◆Y3oOA6OkFI[saga]
2016/07/01(金) 13:34:25.24 ID:Prs7uFppO
「オマエ正面から入って水泳部でもない俺らが入れてもらえると思うのかよ」
「そ、それもそうだな」
「こっから体育館の非常階段の方へ登ればだな……」
言いながら進一は鍵がかかった鉄格子状の扉に足をかける。
普段は体育館の非常階段は使えないように施錠されているのだ。
「登れば、どうなるんですか?」
「その先に楽園がだなァ……って、あァ?」
「?どうしました、先輩」
聞きなれない少女の声に振り向く進一。
するとそこには見慣れない少女の姿があった。
短く切り揃えた黒髪に少し目尻の上がった目は、なぜだか黒猫を連想させる。
「い、いや、その……やっぱり鈴科、忘れ物は今度にしようぜ、な……??」
あろうことか。女子生徒に覗きの現場を押さえられかけている。
上条は必死でフォローをいれた。
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