24:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/18(水) 20:15:44.68 ID:UMEp/1BY0
P「そしてもう一つ僕が懸念しているのは、この道に進むことで、貴女の陶芸家としての未来を潰すことになりやしないかということです」
P「先の面接でも言いましたが、いずれ陶芸の道を進むのであれば、寄り道せずに進んだ方が良いのではないかと――」
肇「心配して頂いてありがとうございます。けどそれは、私の口から言わせてください」
P「…………」
肇「プロデューサーさんの話を聞いて、先ほどの質問の答えが出ました。
プロデューサーさんの仰るとおりです。無心に作り続けろと祖父は言いますが、私にはそれが出来ませんでした。
私は、私自身を、私という器を表現したかった――いえ、表現したいんです。
それがこれまでの私の場合、陶芸だった。それにしたって、幼い頃から慣れ親しんで近くにあったから、という以上の理由なんかなかった」
肇「もちろん陶芸は嫌いではありません。土をこね、ろくろを回すのは――とても、心が落ち着きます」
肇「それでも今の自分を表現したいと思った時――陶芸では、ダメなのです」
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