過去ログ - 新田美波「ミーナミン! キャハっ☆」
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9:名無しNIPPER
2016/05/21(土) 09:36:36.29 ID:6mSDtRAt0
くしゃっ、と愛梨の前髪を優しく撫でる。
えへへっ、と童顔の愛梨がさらに幼く見える笑顔を見せる。
美波から見れば、愛梨はまるで恋する乙女の表情だ。
普段から愛梨とプロデューサーは物理的に距離が近い。
きっとパーソナルスペースが自分とは異なるのだろうと、ざわつく心を強引に納得させていた。
プロデューサーは何かを感じ取ったのか、急に美波の方に顔を向けると、美波と目が合った。

「ああ、愛梨だけ撫でるのも不公平かな」

「美波ちゃんもプロデューサーさんに撫でてもらったらどうですかー? あったかい気持ちになりますよ?」

「い、いえ。私はいいです」

どきり。
不意打ちに対して心臓が高鳴る。

(もう……人の気も知らないで!)

美波がその気持ちを隠しているのだから気付かれないのは当たり前ではあるのだが。
そもそも撫でてもらうなんて、そんな年齢でもない。
とはいえ愛梨だって一つしか違わないが。
あるいは、つい最近まで両親と暮らしていて、今は一人上京していることから、もしかしたら寂しいのかもしれない。
そんな言い訳じみたことを美波は勝手に思っていた。


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