過去ログ - 「ねえプロデューサーのこと、好きだった?」
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4: ◆4D9KaTFs/I[saga]
2016/05/21(土) 22:19:57.01 ID:/gzFMeqhO
「あつい、あつい」

同じ言葉を繰り返しながら、彼女はベンチの下に生えている草をむしる作業を続けている。

母親には似てないな…。
ちっとも利発そうにみえない。


「ねえ」

彼女の母親は、かつて私達が仲が良かった時と同じように、私の手に自分の手を重ねていった。

「よろしくね」

何を、よろしくするというのか。

もう一度、女の表情を盗み見る。

彼女の目から不意に溢れた涙が、大きく開いた白いワンピースの胸元からのぞいている鎖骨に伝っていった。



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