9:名無しNIPPER[saga]
2016/05/22(日) 12:26:56.77 ID:cJnO2bq10
その日も今夜みたいに静かで、見上げればため息がこぼれるくらい大げさな星空のパノラマがそこにあった。
アイドルになることに対して、言葉は柔らかかったけど否定的だった両親たちを説得してくれに、わざわざ岡山という遠い場所にまでこの人は来てくれた。
Pさんのおかげなのか、それとも頑なとして決心を曲げなかった私に根負けしたのかわからないけど、最終的にふたりとも東京行きを認めてくれた。
ただ、その隣でずっと腕組みをしていたおじいちゃんは、首を縦にも横にも振ることなく、ただじっと聞き続けているだけで。
頑固なところがそっくりと言われている私も、ついムキになってしまって。
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