過去ログ - 八幡「バック・トゥ・ザ・フューチャー?」
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189: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/06/18(土) 22:42:40.77 ID:FNh+H8Zv0

――残り2分

雪乃「……そういえば、ひさしぶりね。二人になるのは」

八幡「……そうだっけか?」

雪乃「そうよ。ほんとに、ひさしぶり」

 なにかを噛みしめるように、雪ノ下はゆっくりとつぶやいた。気づけば、けがの手当てはは終わっている。それでも、俺は膝をついたままの姿勢でいた。

 プツリと会話が途切れた。さっきのことがあったせいか、どうも気まずい。なにか話題がないかと探して、ふとあの話をしていなかったことを思い出した。

八幡「……そういえば、進路は文系と理系のどっちを選んだんだ?」

雪乃「あら、今ごろその話?」

 くすりと雪ノ下が笑った。そりゃそうだ。進路の提出は数日前に終わっている。もうみんなその話題を口にしていない。

雪乃「私のクラスでは文理の違いはあまりないのだけれど」

八幡「そ、そうだったな。すまん忘れてくれ」

 我ながらバカな質問をしてしまったと、自責の念にかられながら会話を切る。そして再び流れる沈黙。
 それを破ったのは、彼女のほうだった。




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