過去ログ - 八幡「バック・トゥ・ザ・フューチャー?」
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◆7chPYS4ayA
[sage saga]
2016/05/22(日) 22:04:16.99 ID:ZGeaKk6G0
通信機がポシェットの中にするすると入っていきます。ふとお父さんを見ると、不安そうにこちらを見ています。
そういえば、返事をしてませんでした。まぁ比企谷家では唐突に会話が終わることは珍しくないんですけどね。みんなコミュ障なので。
娘「いえ、あのままだと危なかったですから。それにこの家はやっぱり落ち着きますし」
八幡「お、落ち着く!?」
いや、まてまて勘違いするなとお父さんがひとりごちる。小声で言ってても全部聞こえてるんですけど。
あんまり変なことになる前にお暇した方がいいですね。
八幡「じ、実はおれもキミを見たときから――」
そのとき、無造作に扉が開けられました。そしてひょっこりと、女の子が顔を出します。
小町「お兄ちゃんいるー?」
顔を出したのは、若かりし頃の小町おばさんでした。壮齢となった未来の姿とは違って、とても可愛らしいです。
娘「あっ」
小町「……お兄ちゃん、ついに人さらいを……」ダッ
八幡「おい、落ち着け! 誤解だ!」
小町おばさんが「110番だ〜!」って叫びながらリビングへ駆けていっちゃいました。
続いてお父さんが出ていきます。相変わらずあわただしい家系ですね。わたしも他人事じゃないですけど。
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