過去ログ - 八幡「バック・トゥ・ザ・フューチャー?」
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36: ◆7chPYS4ayA[sage saga]
2016/05/22(日) 22:12:59.68 ID:ZGeaKk6G0
――翌朝。比企谷家

 気づけば、部屋の中が陽の光りで照らされていた。のそりとベッドから起き上がる。
 結局、昨夜はあの子のことを考えていたら目がさえてしまって、眠ることができなかった。

八幡「……起きるか!」

 眠れなかったわりに、だいぶ清々しい朝に感じる。こんなに気持ちのいい朝は何年振りだろうか。そう、あれはまだ俺が胎児だったころ……、いや、やめよう。なんか悲しくなる。

 どうも深夜のテンションが若干まじっているらしく、ボクサーのファイティングポーズで洗面台まで下りていく。途中、ゴミを見るような目の妹がいたが気にしない。

八幡「おはよう! 小町」

小町「あぁ……もう起きちゃったの……」

八幡「あれ、ひさびさに早く起きたらその扱い? ちょっとは兄を褒めてくれよ」

小町「わー妹と同じ時間に起きれるお兄ちゃんすごーい。はい、おわり」

八幡「おーけーありがとう。ちょっと洗面台で涙流してくる」

 妹のありがたい言葉を胸に、目を一層腐らせて歩いていく。あれ、今日は洗っても洗っても涙が止まらねぇな。



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