3:名無しNIPPER[saga]
2016/05/22(日) 23:56:18.53 ID:0eCQaFymO
  
 昔、私はお姫ちんにこんな話を聞いた。 
  
 人と人との繋がり。「縁」と呼ばれるもの。 
  
 それは常に自分と相手の間で水のように変化し続け、相手との距離をくっつけたり遠ざけたり、時に切り離してしまったりする。 
  
 ただ目に見えないだけで、人と人の関係には常に様々な反応が起こっている。 
  
 だから、それに気づけない人(そんなの気づけるのはお姫ちんくらいだと思う)は別れが唐突に訪れたように感じる。 
  
  
 分かるような分からないようなよくあるオカルトっぽい話だけど、お姫ちんがすっごい真面目に話してくれたので、私も真面目に聞いていた。 
  
 でも、いつ訪れるか分からない別れに怯えながら日々を暮らさなきゃいけないなんて、なんだかやるせない話だとも思ったんだ。 
  
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