31:名無しNIPPER[saga]
2016/05/23(月) 20:10:44.91 ID:grmWURQOO
私はなんだか、真美が手の届かない遠くへ行ってしまったような気がした。
こんなこと気づかなければよかった。
コーヒーなんか飲まなければよかった。
昼間、真美の話なんか聞かなければよかった。
目の前がぼやける。
温かい雫が頬を伝って床へぽたりと落ちた。
嫌な気持ちがあとからこみ上げてきて、嗚咽となって口から零れた。
なんで真美は大人なんだろう。
なんで亜美は子どもなんだろう。
昔は良かったなぁ。何も考えずにただ真美と一緒に遊んで、それだけで充分幸せだったのに。
大人ってなんだろう。
私は子供だから真美に置いてかれるの?
真美とは別々の道を歩かなければいけないの……?
色々な思考が頭の中でごちゃ混ぜになり、わけが分からなくなる。
流れる涙もそのままに、私は給湯室に一人立ち尽くしていた。
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