過去ログ - 亜美「遠く離れてしまっても」
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38:名無しNIPPER[saga]
2016/05/23(月) 20:39:53.60 ID:grmWURQOO

涙が止まらない。

こんなだから私はいつまでも真美に追いつけないんだ。

こんな駄々っ子だから、真美は私を置いていってしまうんだ。

どうして私はいつもこうなのだろう。

失いたくないのに、大切なものは手からすり抜けていく。


でも、真美は私を見捨ててなんかいなかった。

嫌な感情で満たされた私の頭を、柔らかいものがふわりと包んだ。

真美「……いなくなったりなんてしないよ。私はずっと亜美の側にいる」

心地よい匂いと、とても安心する感触。

それは、今までずっと私の隣にいてくれた大切な温もり。

真美「アイドル双海亜美を、私は医者の双海真美として応援したいんだ」

亜美「でも、亜美ひとりじゃ……」

きゅっ、と私の頭は真美の胸に押し付けられる。

それは、いつも私の側にいて私を温めてくれた体温。

真美「私たちってさ、今までたくさんの別れを経験してきたよね?」

亜美「え……?」



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