過去ログ - 速水奏「ブルードレス」
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45:墓堀人[saga]
2016/05/23(月) 11:54:15.31 ID:QQKHlK4R0
浴室に入ると目の前には浴槽、右手にシャワーがあり左手の壁が擦りガラスになっていた。

ラブホテルというものはどうしてこんなにも悪趣味に出来ているのか、という苛立ちと共にため息が漏れる。

私は浴槽にお湯を張りつつシャワーのコックを捻り、ガラスから離れるようにして身体を洗い始めた。

あの擦りガラスの向こう側で彼があの薄ら笑いを浮かべていると思うと、肌の周りを粘着質の不快が襲う。

私は張り付くそれを洗い流すように全身を洗い流す。

全身にお湯が降り注ぎ、体温も上がる一方で頭の奥にはが冴えわたる感触がする。

今日自分が見たもの、した事、考えた事が怒涛のように駆け巡っていく。



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