37:名無しNIPPER[saga]
2016/05/25(水) 20:14:29.29 ID:HLGcLwQH0
雪ノ下母「雪乃さんも比企谷くんと同じく未成年です。
あなたから彼にお金のやり取りを行ってもそれを罰せられることはないはずです。
それにお金さえ渡してしまえば彼も後ろめたさが出て表彰を辞退してくれるでしょう。」
雪乃「け…けど…何故私が…」
雪ノ下母「そもそもあなたが原因ではありませんか。
あなたが乗った車が事故を起こさなければこんなことにはならなかったのです。
雪乃さん、これはあなたの不始末ですよ。
それに良い機会です。将来のためにもこの家に少しは貢献してみせなさい。」
『比企谷くんを買収して今回の表彰を辞退させろ!』
そんな馬鹿げた申付けを母から命じられた。
母は私を鋭く威圧し、傍に居る葉山くんはそんな私を見て不憫な目で哀れんでいた。
嫌だ…こんなこと…やりたくない…
けれど母に逆らうことなどできない。
雪ノ下家の総てを司る母に逆らうことなんて父や姉ですらできないことなのに。
でもこのまま母の命令を聞けば比企谷くんは…
彼の表彰を喜ぶ人は由比ヶ浜さんをはじめ、
お世辞でも大勢とは言えないけどそれでも掛け替えのない人たちがいる。
誰もが彼が褒められることを喜んでいた。
私だってその中の一人だ。それなのに私は…私は…
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