過去ログ - 【キズナイーバーSS】 「仄かに薄れて消えるる私は」
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38: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/05/30(月) 20:22:42.73 ID:9SK5qk81o

 「ねえ、あとどれくらい? 熱いんだけど」
 「もうちょっと。もうちょっとだけ。だいぶ元気出てきた」
 「はいはい」
 「何その投げやりな、はいはい、は。もっとお母さんみたいに優しくして」
以下略



39: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/05/30(月) 21:42:31.98 ID:9SK5qk81o

 5

 絶対にあの日のことを、私は死ぬまで忘れない。

以下略



40: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/05/30(月) 21:45:26.57 ID:9SK5qk81o

 「ねえ。最終回どうする?」
 「無理……」
 「え?」
 「もう一緒に描けない。ごめん」
以下略



41: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/05/30(月) 21:47:22.73 ID:9SK5qk81o

 その頃からだ。
 穂乃香は私から、少しずつ離れて行った。

 私は慌てて過剰なスキンシップを求めることをやめた。
以下略



42: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/05/30(月) 21:49:27.81 ID:9SK5qk81o

 「わかった。じゃあ私が一人で描くよ。
 死んだヒロインの手紙を、女教師が見る、ってところはマストだから、手紙の内容だよね」

 私は本棚のあいだの通路を見ていた。
以下略



43: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/05/30(月) 21:50:39.36 ID:9SK5qk81o

 「そうだなぁ」

 穂乃香を見た。

以下略



44: ◆2DegdJBwqI[sage]
2016/05/30(月) 21:52:34.82 ID:9SK5qk81o
今日はここまで
次話配信までに終われなかった
あともうちょっとで「6」が書き終わるはずなので、それを見直したらまた投稿します(で、今度こそ終わり)


45: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/05/31(火) 23:06:19.81 ID:d4PzBwiUo

 6

 突然の発作が私を襲った。

以下略



46: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/05/31(火) 23:08:53.83 ID:d4PzBwiUo

 やがて、漫画を描かなきゃ、と思った。

 しんどいけど。

以下略



47: ◆2DegdJBwqI[saga]
2016/05/31(火) 23:11:15.44 ID:d4PzBwiUo

 私は、いつの間にか皺だらけになっていたパジャマを整えてから、机に向かった。

 だらしない姿勢で原稿とにらめっこする。

以下略



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