過去ログ - 荒木比奈「最初の一歩が踏み出せなくて」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/26(木) 23:37:23.33 ID:SxnKCCpl0

「ども」

「荒木先生? こんなところで会うなんて珍しいですね」

 Pと女性は一番奥の人目に付かない席に座っていた。丁度注文を取り終えた店員とすれ違いながら、比奈はにぱっと曖昧な笑顔を浮かべた。

「いやぁ、珍しく外に出てみたらPさんを見かけたんで、ちょっと声をかけておこうかと」

「それはわざわざご丁寧に。良かったらご一緒しますか? よろしければご馳走しますよ」

 Pはそう言うと対面に座った女性に視線を移した。

「美波ちゃんもそれでいい?」

「はい、大丈夫ですよ」

 そこで比奈は、Pの連れていた女性がアイドル新田美波であることに気付いた。
 確かPの直接の担当ではないが、諸般の事情により一時的にP預かりとなっているアイドルだったハズだ。

「初めまして、新田美波です」

「あ、こ、これはどうも。荒木比奈と言いまス」

 爽やかなアイドルスマイルに気圧されながら、比奈はどうにか頭を下げて答えた。




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