過去ログ - 【モバマス・P4】ヘレン「ねえ透、なにしてるの？私を退屈させないで」【安価】
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779: ◆sD0GazOMjvst
2016/08/15(月) 01:47:31.73 ID:w6w3ioK+o
>……

堂島「アンタ、元エリートの警察って話だったな。辞めたのはいつだ？」

足立「えっと……去年の3月から4月くらい、ですけど、それが何か？」

堂島「そうか、やっぱりな……」

足立「……どういう意味です？」

堂島「いや、この前の絆フェスの行方不明事件のとき、俺は個人的に事件に関する調査をしていたんだが……」

足立（あれ、やっぱり『事件』だったんだな……）

堂島「その時に、念のためと思って近年の比較的大きめな事件を参考に調べてたんだが、そのうちの頭の片隅に残ってたひとつがさっきの話のときに引っかかってな。
その事件の内容は詳しくは言わんが、事件に関わった一人の警察関係者が辞職していた。……ちょうど3月から4月にかけての事件だ。アンタなんだろう？その『関係者』」

足立「……ご想像にお任せします」

堂島「……別にその件でアンタを責めるつもりはない。ただ、その辞職した人間がアイドル事務所で他人の面倒を見る仕事に就いてるってのが気になってな。
アンタ、どういうつもりでこの仕事を選んだんだ？」

足立「どういうつもりも何も、僕はスカウトされてプロデューサーになっただけです。そこについては特別な意図はないですよ」

堂島「……そうか、悪かったな。ただ、アンタが以前就いてた仕事も、今就いてる仕事も、他人に対して責任を負わなきゃならん仕事だ。
どこで働くにしても、そのことはちゃんと分かってもらいたいと思ってな。おせっかいだとわかっちゃいるが……」

足立「いえ、ご忠告ありがとうございます。覚えときますよ」

堂島「そうか……いかんな、どうも俺の悪いクセみたいだ」

足立「いやいや、よくわかりましたよ、堂島さんが優秀な警官だってこと。問い詰める口調が有無を言わせない迫力満点なんですもん」

堂島「よせよせ。俺はただのしがない田舎町の刑事だ。こんなときでも職業病の抜けきらないな」

足立「はは、できれば警察やってた頃に堂島さんみたいな刑事と出会いたかったです」

堂島「……まあ、頑張れよ。俺には芸能界の大変さはよく分からんが……」

足立「ま、自分なりにやりますよ。思った以上に面白いですからね、これ」

堂島「はは、そうか。……じゃあな、縁があったらまた会おう」

足立「ええ、また」

>堂島と別れ、アイドルたちと事務所へ帰った……

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