過去ログ - 【募集系】平行世界の聖杯戦争【安価】 -SS速報VIP

過去ログ - 【募集系】平行世界の聖杯戦争【安価】

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593: ◆BX96/KwFHU[saga]
2016/07/08(金) 20:08:14.18 ID:Z6t+POtmo

　青年が向かった先は、ロンドンの町の外れにある六階建てのマンションの、最上階にある小さな部屋。
　今日青年は、そこへ「仕事」の話をしにいくのだ。
　彼の生業は「何でも屋」。文字通りどんな要件でも請け負うことを看板に、世界中を飛び回っている。
　時には傭兵として、時にはレスキュー隊の増援として、時には要人の護衛として。

以下略

594:4/12 ◆BX96/KwFHU[saga]
2016/07/08(金) 20:10:37.95 ID:Z6t+POtmo

　一段踏むごとに、段差の半分ほど沈み込むような腐りかけの階段を全て登り終えると、最上階、たった一室しかないフロアに辿り着いた。
　階段の前にはマホガニー製の大きな扉がでんと構えていて、その周辺は今までのマンション各階に比べて妙にこぎれいだった。
　吐き気を催す匂いもない。どうやらここで間違いは無さそうだ。

以下略

595:5/12 ◆BX96/KwFHU[saga]
2016/07/08(金) 20:15:12.72 ID:Z6t+POtmo

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以下略

596:6/12 ◆BX96/KwFHU[saga]
2016/07/08(金) 20:17:54.92 ID:Z6t+POtmo

　「失礼……」

　エーブリー女史が戻ってくるまで30分ほどを要した。その間、サッシャはずっとその場に座って待っていた。

以下略

597:名無しNIPPER[sage]
2016/07/08(金) 20:19:09.91 ID:37+603Fmo
ハンナ＝華恵さんかな
平行世界だなぁ

598:7/12 ◆BX96/KwFHU[saga]
2016/07/08(金) 20:21:56.40 ID:Z6t+POtmo

　／i:i:ｉ:ｉ/ 7　{i:i:i:i:ｉ:{　,′　　 }i}　　＼⌒ヽ＼i:i:i:i}　}/　}i:i:}　ヽi:i:i:i:}　　＼　＼
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以下略

599:7/12 ◆BX96/KwFHU[saga]
2016/07/08(金) 20:25:18.86 ID:Z6t+POtmo

　「……では、改めて。説明を始めようか」

　もう一度奥の部屋へ戻って、再び戻ってきたエーブリー女史が携えていたのは、鮮やかな配色の紙片二枚だった。
　サイズは、床に置いてあるバスケットとちょうど同じくらい。

以下略

600:7/12 ◆BX96/KwFHU[saga]
2016/07/08(金) 20:30:43.31 ID:Z6t+POtmo

　「移住、ですか。火星に」

　突拍子もない話だ、と思った。まるでフェアリー･テイルを聞かされているようだ。
　それに、暮らし向きに余裕がある貴族ならともかく、貧民層がそんな夢物語に興味を示すものなのだろうか？

以下略

601:10/13 ◆BX96/KwFHU[saga]
2016/07/08(金) 20:34:23.35 ID:Z6t+POtmo

　「……なるほど。ロケットについては分かりました。今はロンドン中が、ロケット打ち上げ計画に湧いているんですね。
　いや、『夏日星計画』でしたか……。それは分かりました。ところで、それと依頼、『聖杯戦争』との繋がりが見えてこないんですが……」

　「君には聖杯戦争に参加することで、このロケット打ち上げ計画を頓挫させて欲しい」

以下略

602:11/13 ◆BX96/KwFHU[saga]
2016/07/08(金) 20:38:04.16 ID:Z6t+POtmo
　「……危険な仕事になりますね」

　「そうなるだろう。やめるか？　随分と震えているように見えるが……」

　「いえ」

以下略

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