12:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 20:14:41.42 ID:z9b3uMXIo
「では僭越ながら。何でも無い平日に、乾杯」
『乾杯!』
かちりとグラスを、高垣さんだけジョッキを打ち鳴らし、飲み会が幕を開けた。
早速三分の一ほどを飲み込んだ高垣さんが、満足げに息をついた。
「……実に美味しそうに飲むね、高垣さんは」
やはり、自然と東郷さんが話の中心となる。
まぁそれを狙って声を掛けたんだけれども。
「そうですか?」
「ああ、予想を裏切られたよ。もちろん良い意味で」
「私も……もっと大人しそうな方なのかな、と」
二人が興味深そうに高垣さんを眺める。
高垣さんが目を逸らすと、三船さんが何か気付いたように口を開く。
「その瞳……」
「え?」
「オッドアイ……いえ、えっと……ヘテロ……何と言うんでしたっけ……」
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