過去ログ - 高垣楓「違いの分かるひと」
1- 20
12:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 20:14:41.42 ID:z9b3uMXIo

 「では僭越ながら。何でも無い平日に、乾杯」

 『乾杯!』

かちりとグラスを、高垣さんだけジョッキを打ち鳴らし、飲み会が幕を開けた。
早速三分の一ほどを飲み込んだ高垣さんが、満足げに息をついた。

 「……実に美味しそうに飲むね、高垣さんは」

やはり、自然と東郷さんが話の中心となる。
まぁそれを狙って声を掛けたんだけれども。

 「そうですか?」

 「ああ、予想を裏切られたよ。もちろん良い意味で」

 「私も……もっと大人しそうな方なのかな、と」

二人が興味深そうに高垣さんを眺める。
高垣さんが目を逸らすと、三船さんが何か気付いたように口を開く。

 「その瞳……」

 「え?」

 「オッドアイ……いえ、えっと……ヘテロ……何と言うんでしたっけ……」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
49Res/27.80 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice