過去ログ - 高垣楓「違いの分かるひと」
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19:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 21:31:21.24 ID:z9b3uMXIo

 「……」

麻痺していた鼻もアルコールの匂いを感じ取れるようになった。
人生最悪の悪酔いだった。

 「……笑うのは、好きです」

高垣さんがぽつりと零す。



 「でも……お仕事なんだからちゃんとしなきゃって思うと、どうしても上手く笑えなくて」

 「…………あ」



どうしてだろう。
どうして、今までこんな簡単な事に気付けなかったんだろう。

 「なるほどね」

 「やっぱり……みんな同じ、なんですね」

東郷さんと三船さんも気付いたようだった。
納得したような俺達を見回して、高垣さんが不安そうに眉根を寄せる。


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