過去ログ - 高垣楓「違いの分かるひと」
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7:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 17:59:33.91 ID:z9b3uMXIo

 「もう少し場数を踏む必要があるかもしれませんね」

 「そうなんでしょうか」

 「ええ。粘り強くいきましょう」

 「はい」

事務所へ向かう帰り道。
昼間は元気に暴れ回っていた太陽もそろそろ眠りに就こうとしている。
初夏の風が吹いて、高垣さんの髪を柔らかく揺らした。

 「今日は暑かったですね」

 「ええ。すぐに夏になるでしょう」

 「……」

 「……?」

 「えっと、あの……暑かったので、その」

 「……あー、飲みに行きますか?」

 「いいんですか?」

 「そりゃ、そんな行きたそうな目をされたら」


おやつのおかわりをねだる仔犬みたいだった、というのは言わないでおこう。



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