過去ログ - 八幡「一色いろはを本気で口説く」
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86:名無しNIPPER
2016/05/31(火) 22:23:40.55 ID:v5xNcSjE0
しばらくして



いろは「生地の形を整えたら冷蔵庫で30分ぐらい冷まします」

八幡「おう・・・結構手間かかるなこれ、全然手軽じゃねーじゃねーか」バタン



いろは「・・・」

八幡「・・・」



いろは「こうしてお菓子作りしてると、バレンタインの時を思い出しますね」

八幡「そうだな。あの時は大変だったな」

いろは「思えば私先輩に助けられてばかりですね。クリスマスもバレンタインもフリーペーパーも」

八幡「感謝しろよ」

いろは「今思えば、あの時から、クリスマスの後ぐらいから既に先輩のことが気になり始めてたのかもしれないです」

八幡「そうなのか・・・」

いろは「部室の扉越しに聞いたあの言葉・・・あれのせいで私はすごく傷つきやすい子になっちゃったんですからね?」

八幡「おぉぉぉ・・・俺の黒歴史掘り返してくれるなよ・・・」

いろは「あの一言で、先輩の本質がわかった気がします。本当は寂しがりやなんだなって。私と同じなんだなって」

いろは「今は、これからは先輩に甘えるだけじゃなくて、そばで支えてあげたいって、そう思ってますよ」

八幡「おう・・・」



いろは「私、生徒会長になって本当に良かったと思ってます」

八幡「そうか?俺の事好きなら、もう葉山はいいんじゃないのか?」

いろは「そうですね。何より、生徒会長にならなかったらこうして先輩を好きになることもなかったですし・・・楽しい、思い出も、いっぱい」

いろは(だめ・・・また泣きそうになってるあたし・・・)

八幡「・・・」



いろは「なんかしんみりしちゃいましたね。・・・続き、作りましょっか?」

八幡「そうだな」

いろは「チョコを湯煎するので、お湯沸かしてください」

八幡「はいよ」


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