過去ログ - ココア「あの日の気持ちが雨に溶けるまで」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/29(日) 23:24:24.50 ID:g+qXs6Au0
か細い声だった。なんだろう。チノちゃんよりずっと声量がないにもかかわらず妙に響く声だった。女の子は水色のワンピースのポケットから糸を取り出した。青い、糸だった。


ココア「あやとり?よしやろう!あ!私ココア!ココアおねえちゃんと呼んでね!あなたは?」


女の子「…ハナ」


ココア「ハナちゃんね!いい名前!あやとりってどうやって二人でするの?」


私の問いは返ってきていない。何にせよ、まずこの子と仲良くなるのが先かもしれない。


ハナ「わたしがこうするから、こことここを取って」


言われるがまま、糸を取る。意外と難しいな〜。そういえば二人あやとりってしたことないなぁ。


ココア「こ、こう!?」


ハナ「そう。そのままこの指を動かして、そう、その形。」


ココア「ハ、ハイ!!」


私たちはそのまま二人あやとりをし続けた。



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