過去ログ - 加賀「希望解体……?」 提督「そうだ」
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27: ◆S71JYVM8egW8[saga]
2016/05/30(月) 19:12:29.38 ID:4NOAxQ930

瑞鶴「へっへーん、これでも歴戦の空母ですからね!……ね、提督さん。最後に一つだけ聞いていい?」

提督「何でも聞いてくれ。私に答えられる範囲で回答しよう」

以下略



28: ◆S71JYVM8egW8[saga]
2016/05/30(月) 19:14:09.93 ID:4NOAxQ930

提督「胸に刺さる質問だな。ああ、まったくその通りだ」

提督「知っての通り、元々私は戦争が始まってから艦娘を指揮する提督としての適性アリとして徴兵された民間人に過ぎない」

以下略



29: ◆S71JYVM8egW8[saga]
2016/05/30(月) 19:15:51.29 ID:4NOAxQ930

提督「君達がこの鎮守府から去った後が、私の番だ。それがいつになるかは分からないが……」

瑞鶴「別に、今すぐ辞めてもいいんじゃないの?」

以下略



30: ◆S71JYVM8egW8[saga]
2016/05/30(月) 19:17:17.42 ID:4NOAxQ930

瑞鶴「別に罵りもしないし貶しもしないよ」

瑞鶴「ただ、やっぱり提督さんって責任感ある人だったんだなぁって。ちょっと安心した」

以下略



31: ◆S71JYVM8egW8[saga]
2016/05/30(月) 19:18:35.49 ID:4NOAxQ930

――鎮守府・執務室前廊下――

瑞鶴「ッ……!」

以下略



32: ◆S71JYVM8egW8[saga]
2016/05/30(月) 19:19:27.32 ID:4NOAxQ930

加賀「……ごめん、なさい。盗み聞きしてしまったわ。私と、同じ話をしていたから」

瑞鶴「いやー、お恥ずかしながらクビに……ってえぇ!?加賀さんも!?」

以下略



33: ◆S71JYVM8egW8[saga]
2016/05/30(月) 19:21:50.34 ID:4NOAxQ930

加賀「放り出されるのよ?戦いしか知らない私達が。戦いの無い世の中に……」

瑞鶴「……うん。まぁ、それはそうだけどさ。しょうがないじゃん!」

以下略



34: ◆S71JYVM8egW8[saga]
2016/05/30(月) 19:23:47.51 ID:4NOAxQ930

加賀「そんな人が溢れかえって……戦後の混乱の中で、どうやって生きてけばいいの?」

瑞鶴「何でもやって生きていくしかないんじゃない?仕事くださーいって言うか、自分で商売見つけるか」

以下略



35: ◆S71JYVM8egW8[saga]
2016/05/30(月) 19:28:28.00 ID:4NOAxQ930

瑞鶴「それにさ、仮にこれから何もかもうまくいかなくて……崩れ落ちていくだけの人生だったとしてもさ」

瑞鶴「最終的にはただ死ぬだけだよ。翔鶴ねぇがいる所に行くだけ……そう思ったら気持ちが楽になったの」

以下略



36: ◆S71JYVM8egW8[saga]
2016/05/30(月) 19:29:43.63 ID:4NOAxQ930

瑞鶴「戦いの中で生きて死んだ艦娘は、極楽浄土に行けるんでしょ?」

瑞鶴「だったら私は戦って生きる。何をしてでも、誰を頼ってでも!いつか翔鶴ねぇと会った時に、色んな思い出いっぱい話せるように!」

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37: ◆S71JYVM8egW8[saga]
2016/05/30(月) 19:32:14.53 ID:4NOAxQ930
加賀「……ありがとう、瑞鶴」

瑞鶴「んっ!?加賀さん今なんて言った?よく聞こえなかったからもっかい言って!もっかい!」

加賀「二度は言いません。私は赤城さんにお汁粉を持って行かなければならないの。これで失礼するわ」
以下略



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