41:名無しNIPPER[saga]
2016/06/04(土) 20:21:32.70 ID:QQs1MxdF0
帰り道
理樹「………………………………」
沙耶「………………………………」
理樹(帰りはほとんど話さなかった。今、特に話すことはない。話題はこれから作っていくんだ)
理樹「うーん……着いたけどやっぱり開いてないか」
沙耶「ごめんなさい。つい熱中して門限を超えるばかりか電車賃まで借りちゃって…」
理樹(僕は沙耶が胸に抱えている物を指して言った)
理樹「それはもういいよ。それより、そこまでして手に入れたんだからそれ大事にしてよ?」
沙耶「言われなくても!これは大事に部屋に飾っておくから」
理樹「それにしても……どうしようかな…学校に電話して事情説明する?」
沙耶「いや、それより良い方法があるわ」
理樹(そう言って彼女はヘアピンを取り出し、門の鍵穴の前でちょこちょこと数十秒格闘した。そして、そのあと心地良い音が2人の間に響いた)
カチャリ…
理樹「嘘っ!?」
沙耶「本当よ。銃は持てなくても知識だけは叩き込んであるんだから」
理樹(沙耶は扉を開き、僕に入るよう促した)
沙耶「まだまだ警報センサーは校内の色んな場所に張り巡らされているわ。私のせいで遅れちゃったんだから理樹君は私が責任をもってお届けする」
理樹「転校初日にしてはかなりハードなスケジュールだね」
沙耶「このくらい私くらいのエージェントにもなれば当然よ。パートナー、準備はいい?」
理樹「そういう事なら。伊達に君とタッグを組んでないよ」
沙耶「それじゃ…」
理樹(沙耶は満を持して決めゼリフを言った)
沙耶「ゲームスタート!」
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