過去ログ - 世界を滅ぼす愛
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2: ◆CuiksL3nE2Uk[age saga]
2016/05/30(月) 22:38:25.12 ID:K0dvx2PV0

あるところに博士がいた。

白衣を着て、実験器具を扱っている。


ここはとある山の中の研究所である。

研究所といっても、いるのは博士一人で他には誰もいない。

彼はそんな環境を気に入っていたし、そんな環境だからこそ研究に没頭できた。



博士「ついにできたぞ」

フラスコに入ったピンクの液体を眺めて、彼は顔をほころばせた。

同時に、久しく喋っていなかったことを思い出して、彼は苦笑した。

博士「それだけ、研究に集中していたのだろう」

博士は再び液体を眺めながら嬉しそうに語りかける。

博士「ようやく生まれてくれたか。お前は世界を滅ぼすために生まれたんだよ」

ピンクの液体に反応は無かったが、自らの言葉に博士は達成感を噛み締めた。

博士「私は、やりとげたぞ。ついに作ったのだ」

ざまあみろ、と言わんばかりの笑い声があがる。


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