7: ◆CuiksL3nE2Uk[sage saga]
2016/05/30(月) 22:49:52.20 ID:K0dvx2PV0
不憫なのは博士の方であった。ついに液体の全てをかぶってしまったのである。
さっきとは比べ物にならない博士の悲鳴が部屋に響いた。
白い煙にいたっては、とどまるところを知らず、永遠に出続けるかのようであった。
男「おお、これはさすがの俺でも罪悪感を覚えてしまうほどだ」
男「確かにこれだけの威力の酸であれば、世界を滅ぼせたのかもしれないな」
部屋に満ちていた煙は窓からあふれ出ていき、周りの山々を、またその近くの村を、遠く離れた街を、果てには国全体を覆う程の量となっていた。
それどころか、煙は地球の裏側まで届き、世界中が煙に包まれることになった。
当然、大パニックが起きた。
全世界同時の霧だ、宇宙人の侵攻だ、地球の終わりだなどと人類総出の大騒ぎとなり、死傷者も多く出すこととなった。
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