20:名無しNIPPER[saga]
2016/05/31(火) 03:55:01.87 ID:6D4QUdRpo
……日が暮れてしばらく、楓が帰宅して真っ先に目撃したのは、床に散らかった数々の衣服だった。
楓「ただいま……美優さん?」
奥の部屋から「おかえりなさい」という返事。
覗いてみると、美優が真剣な表情で蘭子と向き合っていた。
蘭子は化粧台の前でフリルを身に纏い鎮座ましましている。
二人の足元には下着やらスカートやら女物の衣類が積み重なっている。
楓「あの……」
美優「ちょうど良かった。楓さん、手伝ってください」
楓は勢いに呑まれ言われるがままにした。
美優「あそこの全身鏡の前に立たせたいんです。そっちを持って、そう」
楓「美優さん、この服は一体……」
と楓が言い終わる前に、鏡に映った蘭子を見て美優が興奮したように
美優「思った通りですよ楓さん! なんとなく蘭子ちゃんにはゴシックとか似合うかなと思って試してみたんですけど、どうですか? 可愛いと思いませんか?」
楓「え、ええ……とても似合っていると思います」
197Res/206.41 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。