60:名無しNIPPER[saga]
2016/05/31(火) 21:51:08.04 ID:6D4QUdRpo
楓「それは私のせいじゃないと思いますけど」
美優「私が居ないからって2人して楽しそうに遊んで! せめて私にもそういう名前を付けてくれててもよかったじゃない! なによ、"わが友"って!」
美優にそんなつもりは一切無かったが、この一言が良くなかった。
蘭子は自分が責められていると感じた。
そして美優が悲しんでいることを知り、その原因が自分と楓にあると判断したのである。
蘭子「みゆさんをいじめちゃダメーっ!!」
突然蘭子が叫び出した。
楓と美優はびっくりして蘭子を見た。
蘭子は美優の手を握ってこう言うのだった。
蘭子「みゆさん、ごめんなさい。わたしと、かえでさんのせいですか?」
美優は、蘭子が突然強い言葉を発したことに驚き固まっていた。
蘭子の切実そうな瞳がじっと美優の返事を待っていたが、美優は呆気に取られたまま何と言ったらいいか分からずにいた。
この沈黙も良くなかった。
蘭子は、自分は悪い子で、許してもらえないのだと思い込んだ。
そして目にたっぷりの涙を浮かべるや否や、美優にすがるように大声で泣き出したのである。
「ごめんなさああああああい」
子供のようにわあわあと泣き叫んだ。
美優は慌てて蘭子をあやした。
美優「ち、違うの! 蘭子ちゃん、これは……ええーっと、私の方こそごめんなさい! どうしたの? なんで泣いてるの?」
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