過去ログ - 【艦これ】艦娘童話 みかずきんちゃん
1- 20
1: ◆y7KoWCuA1M[saga]
2016/05/31(火) 07:06:40.64 ID:62mqhVxSO
むかーしむかし

ってそんなに昔ではありませんが

ある鎮守府に駆逐艦三日月が配属されていました。

SSWiki : ss.vip2ch.com



2: ◆y7KoWCuA1M[saga]
2016/05/31(火) 07:08:34.36 ID:4YZBWtr+0
三日月は、一見すると特徴のない女の子でした。そうかと思えば何かあるごとに「すげぇよミカは!」と言われることに戸惑っていました。

真面目で頑張り屋さんの三日月ですが、自分にも特徴があればなぁ、といつも思っていました。

そんなある日、三日月は鎮守府の倉庫から不思議な頭巾を見つけます。
以下略



3: ◆y7KoWCuA1M[saga]
2016/05/31(火) 07:09:37.39 ID:4YZBWtr+0
こうして防空頭巾をもらった三日月は、遠征にも出撃にも頭巾をかぶって出かけるようになりました。
中にはせいぜい綿が入っている程度ですが、なぜか装甲が丈夫になった気がするのです。


睦月「にゃしい。三日月ちゃん、頭巾が似合ってるねっ」
以下略



4: ◆y7KoWCuA1M[saga]
2016/05/31(火) 07:10:34.99 ID:4YZBWtr+0
ある日、みかずきんは間宮さんにおつかいをたのまれました。


間宮「みかずきんちゃん、おつかいをたのんじゃって申し訳ないんだけど、鳳翔さんのところへ食材を届けてくれないかしら?」

以下略



5: ◆y7KoWCuA1M[saga]
2016/05/31(火) 07:11:34.92 ID:4YZBWtr+0
間宮さんはその姿を微笑ましく眺めていましたが、ふと気になることを思い出してみかずきんを引き留めました。


間宮「あ、そうだ。みかずきんちゃん。最近は道中が物騒になったって聞くから、くれぐれも気をつけてね。いろんな怪しい人が出るって」

以下略



6: ◆y7KoWCuA1M[saga]
2016/05/31(火) 07:12:32.17 ID:4YZBWtr+0


みかずきん「つーきーの光にみーちびかれー♪」


以下略



7: ◆y7KoWCuA1M[saga]
2016/05/31(火) 07:13:30.16 ID:4YZBWtr+0
イッ級さん「おっと、僕はキミと戦うつもりはないよ。僕はこの『ハシ』を誰かが渡らないように見張っているだけなんだから」

みかずきん「どうしても橋を渡ってはいけないんですか?」

イッ級さん「そうとも!真面目な艦娘さんが、この標識を違反するなんてことするわけないよね。きっと違反したら軍法会議ものだよ。同型の姉妹艦にも累が及ぶかもしれないね」
以下略



8: ◆y7KoWCuA1M[saga]
2016/05/31(火) 07:14:15.20 ID:4YZBWtr+0
イッ級さん(よぉし。存分に困らせたところで僕がとんちの効いた解答を示してやろう。そうすればみかずきんちゃんのハートは掴んだも同然だ。わざわざみかずきんちゃんに先回りして立て看板で封鎖した甲斐があった)


イッ級さん、とんだ自作自演です。こんな事で女の子の関心をひけると思っているのでしょうか。

以下略



9: ◆y7KoWCuA1M[saga]
2016/05/31(火) 07:14:58.63 ID:4YZBWtr+0
イッ級さん「いやいやいや、橋がなくなったら君も困るでしょ」

みかずきん「致し方ありません。深海棲艦を見逃す方が後に禍根を残します。負けたくはありません、戦いなのですから」

みかずきん「それに私は艦娘の力で水の上を移動できますし、橋がなくてもなんとかなります」
以下略



10: ◆y7KoWCuA1M[saga]
2016/05/31(火) 07:15:44.76 ID:4YZBWtr+0
イッ級さん「えっと…君の…こと…」

みかずきん「言い淀むなんて怪しいです!何か企んでいますねっ! 駆逐艦イ級、やはり見逃すわけにはいきません!覚悟しなさい!」

イッ級さん「へ?」
以下略



11: ◆y7KoWCuA1M[saga]
2016/05/31(火) 07:17:14.01 ID:4YZBWtr+0
みかずきんは鳳翔さんのもとへ急ぎます。
速度を生かした素早い輸送がみかずきんの持ち味です。真面目なみかずきんには手を抜くことなんて考えられません。
一生懸命、おつかいの荷物を運びます。

ところが、そんなみかずきんの前にーーー
以下略



12: ◆y7KoWCuA1M[saga]
2016/05/31(火) 07:18:16.32 ID:4YZBWtr+0
みかずきん「はぁ、はぁ、見失ってしまいました… どうしましょうか」

「ヘーイ、そこを行くのはクレセントガールではありませんカー」

「みかずきんさん? そんなに慌ててどうなされたんですの?」
以下略



13: ◆y7KoWCuA1M[saga]
2016/05/31(火) 07:19:07.05 ID:4YZBWtr+0
熊野姫「まぁ、あのいたずらうさぎはまた人様に迷惑をかけて。みかずきんさんもお困りでしょう?」

プリンセス・コンゴウ「それならワタシたちにおまかせネ」

みかずきん「うーちゃんが何処に行ったかわかるんですか?」
以下略



14: ◆y7KoWCuA1M[saga]
2016/05/31(火) 07:20:07.91 ID:4YZBWtr+0
熊野姫「まぁまぁ、龍驤さん。今日は貴女の兵隊さんにご協力願いたいんですの」

プリンセス・コンゴウ「まーたいたずらウサギが暴れまわっているようデース。貴女の力で捕まえてあげてくだサーイ」

熊野姫「みかずきんさんがお困りなんです。お礼に鈴谷に神戸牛を買って来させますわ」
以下略



15: ◆y7KoWCuA1M[saga]
2016/05/31(火) 07:22:41.72 ID:4YZBWtr+0

一方その頃いたずらウサギは…


いたずらウサギ・卯月「ぴょーん。次はどんなイタズラをしようかなぁ? 分の悪い賭けとか言ってイカサマダイスでしれーかんと賭け事してぼったくろうかなぁ?」
以下略



16: ◆y7KoWCuA1M[saga]
2016/05/31(火) 07:23:27.04 ID:4YZBWtr+0
チョイチョイ

いたずらウサギ・卯月「むーっ! さっきから誰だぴょん!! うーちゃん、今イタズラのアイデアを考えるのに忙しいぴょ…」

トランプの兵隊「エボリューションキング!」
以下略



17:名無しNIPPER
2016/05/31(火) 07:24:07.22 ID:4YZBWtr+0
トランプ兵・龍驤「どやぁ!ウチの兵隊すごいやろ! 褒めて褒めて〜」

熊野姫「お手柄ですわ。さっそくメイド鈴谷に神戸牛を用意させますわ」

トランプ兵・龍驤「わぁい」
以下略



18:名無しNIPPER
2016/05/31(火) 07:24:42.06 ID:4YZBWtr+0
みかずきん「本当にありがとうございました。バスケットも取り返したし、これで鳳翔さんのもとへお使いに行けます」

プリンセス・コンゴウ「お使い頑張ってクダサーイ。今度また一緒にお茶しまショ」

みかずきん「はいっ!その時はよろこんで!」
以下略



19: ◆y7KoWCuA1M[saga]
2016/05/31(火) 07:25:39.84 ID:4YZBWtr+0
さて、いたずらウサギの妨害も切り抜けたみかずきんは鳳翔さんのお店へ急ぎます。


みかずきん「うーちゃんのイタズラにもこまったものです。はやく鳳翔さんの所へ行かないと」

以下略



20: ◆y7KoWCuA1M[saga]
2016/05/31(火) 07:26:33.09 ID:4YZBWtr+0
みかずきん「三航戦のエスコートですから」エッヘン

初雪「はっ!? もしかして従業員割引とかあったり! ずるい…」

深雪「いーなー!アタシも欲しいぜ」
以下略



21: ◆y7KoWCuA1M[saga]
2016/05/31(火) 07:27:16.54 ID:4YZBWtr+0
綾波「実はね〜、白雪ちゃんが翔鶴さんから林檎をたくさんもらってね。今からみんなで頂こうかと」

敷波「空母寮に置いておくと赤城さんと加賀さんが食べ尽くしちゃうからおすそ分けだってさ」

ーーー
以下略



46Res/30.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice