過去ログ - フレデリカ「アタシPンコツアンドロイド」
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◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 17:49:27.77 ID:zPFfeAqvo
ふっ、とプロデューサーの顔に失笑。
ふぐりは優位を貶されて、プライドを痛め付けられたことに怒りを覚える。
((なんだっつーんだよぉ! てめぇが、音をたてないために、時計を外したんだろうがよぉ! それ以外になんの意味がーーー))
以下略
118
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 17:50:20.07 ID:zPFfeAqvo
ピーッ! ピピピピピピピピピピピピ!!!
瞬間、プロデューサーのデスクから激しいアラーム音。
「わっ! 一体なに? 驚いて水のりに尻餅ついちゃったじゃない!」
以下略
119
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 17:50:52.27 ID:zPFfeAqvo
(いいや。 俺が読んでたのは奏達の帰還。 そして、その時の為の保険さ……。 お前たちを止められたのは、玉玉さ)
((そ、そんな運任せみたいなことを?! 時計は外さないほうが間違いなく様々なことに使えたはず! みすみすそれを! お前は!))
常識の放棄。
以下略
120
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 17:51:18.76 ID:zPFfeAqvo
(俺には神なんかいない……俺についてくれてるのは、宮本フレデリカ。 幸運の、女神様さ)
Full comboーーーーー
完全なる勝利を手にし、自身の肉体、そう〈人社会〉という雄の理さえも打ち倒して、プロデューサーは終わりへ踏み出したーーーーー
以下略
121
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 17:51:57.99 ID:zPFfeAqvo
『if』。
そう、『if』だ。
人と人の出会いが重力であるのと同じように、この世は偶然でできている。
以下略
122
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 17:52:53.22 ID:zPFfeAqvo
そう言った意味では、速水奏はまさしく名探偵だったのだ。
彼女は立派に役割を果たした。
ただ、『本物の名探偵』に謎を解き明かす手掛かりを渡す『前座』としてだがーーーー
以下略
123
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 17:53:48.55 ID:zPFfeAqvo
「あ……な、ぐ……な、なんで……」
言葉がでない。
人は緊急時、動けない。
脳味噌が思考を放棄するよりも早く、体が拒否するのだ。
以下略
124
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 17:54:27.98 ID:zPFfeAqvo
「……ち、ちが、これは。フ、フレデリカ。 い、いきなり服が弾けて……」
「………」
以下略
125
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 17:54:58.28 ID:zPFfeAqvo
プロデューサーにとって、これは生涯の否定。
産まれ落ちて28年。
一生を賭けた、自身の制約の破綻。
彼の者の絶望はいかほどであろうか。
以下略
126
:
◆4C4xQZIWw7k3
[saga]
2016/06/05(日) 17:55:25.37 ID:zPFfeAqvo
「………」
「あ……!」
以下略
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