過去ログ - 緒方智絵里「歩き出せ、クローバー」
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41:名無しNIPPER
2016/08/13(土) 22:06:17.45 ID:G6f2F7W+0
P「ふぅ…こんなものかな」

舞「すごい…本当にヒョウくんそっくりです!」

P「うーん…もうちょっと時間かければ良かったかな?細部に粗が目立つし」

舞「そんな!こんなに上手だったんですね♪」

P「そこまで真っ直ぐ誉められると照れるな…」

舞「でも…これだけ上手なのに、どうして…」

P「なんで漫画家を目指すのやめたか、気になるか?」

舞「はい…答えたくない、ですか?」

P「いや…舞になら話してもいいかな」

舞「聞きたいです!」

P「実はな…一度だけ出版社に持ち込みに行ったことはあるんだよ」

舞「持ち込み、というのは?」

P「自分の作品を編集者に見てもらうことだ」

舞「へえぇ…それで、評価はどうだったんですか?」

P「誉められたよ」

舞「えっ、それなら…」

P「絵の技術だけはな」

舞「あっ…」

P「個性が無い、って何度も言われた。『君の絵は上手いだけ。それ以上の魅力がない』だとさ」

舞「そんな…」

P「俺自身も薄々気づいてたんだけど…改めて他人から指摘されるとすげーショックでさ…」

舞「でも…プロデューサーさんは頑張ってたんですよね…」

P「まあそれなりにな。人より沢山絵は描いてきたつもりだったが…まあ、そこから先は才能ってやつなんだろ。たぶん」

舞「うぅっ…ぐすっ…」

P「うおっ!?どうした舞!?」

舞「ぐす…な、なんだか、話を聞いてて、悲しくなっちゃって…」

P「悪い悪い。暗い話になっちゃったな。ここから先は前向きな話もしよう」

舞「前向きな話、ですか?」

P「ああ。プロデューサーを目指すきっかけの話だ」



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