過去ログ - 緒方智絵里「歩き出せ、クローバー」
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42:名無しNIPPER
2016/08/13(土) 22:08:02.56 ID:G6f2F7W+0
舞「それも聞いてみたいです!」
P「漫画の道を諦めてすぐ、俺は大学に通いながら就職活動を始めたんだ。まあ全然やる気なかったけど」
舞「すぐに立ち直れるものでもないですしね…」
P「まあな…で、俺が漫画以外に好きなものって何なんだろうなー、ってその時にじっくり考えたわけよ」
舞「ふむふむ」
P「なかなか思いつかなくてな…三日三晩考えた結果、『俺は可愛い女の子が好きだ』って思い至ったんだ」
舞「へえ…」
P「舞ちょっと引いてない?」
舞「…引いてないですよ!」
P「まあ話を続けよう。それで、このプロダクションの採用活動に申し込んでみたんだ」
舞「プロダクション以外の会社は見てみなかったんですか?」
P「んー…色んな会社の選考には参加したんだけど…」
舞「けど?」
P「全部落ちた」
舞「えっ…!意外です」
P「まあ真剣に臨めてなかったんだろうな。そういうのは受けてる会社から見てもわかるだろうし…とは言え結構焦ったな」
舞「就職活動って大変そうですね…」
P「まあ舞は心配しなくても大丈夫だよ。ちゃんと勉強もしてるしな…俺は勉強サボってたからさ」
舞「そういうものでしょうか…ところで、プロダクションの採用活動は評価良かったんですよね?」
P「んー…面接を受けた時は絶対落ちたと思ったんだけどな」
舞「えっ!なんでですか!?」
P「受けた面接が集団面接だったんだけど、俺以外すげー優秀に見えたんだよ」
舞「ふむふむ」
P「もうね、みんな理想語りまくりでさ。俺だけだよ、『デカい夢とか語るよりも目の前の人を大切にしたい』みたいなこと言ってたの。業界のこととかよくわかってなかったし」
舞「でも…プロデューサーさんは合格したんですよね?」
P「まあな…後で聞いたら、プロデューサーはあくまで裏方で汚れ仕事もするから、その辺を弁えてる若者が欲しかったんだとさ」
舞「プロデューサーとしての才能を見抜かれたってことですね」
P「そう…なのかもしれんな。実際今は楽しく仕事してるよ」
舞「目の前の人を大切にする、っていう姿勢もその時から変わってないみたいですしね」
P「んー…まあな。そこは昔からずっと心がけてることなんだ」
舞「忙しくても、私たちへの気配りも忘れずしてくれますもんね…」
P「あんまり誉めると調子に乗るぞ、俺は」
舞「それにしても…今日は本当にありがとうございます!色々とお話が聞けてよかったです♪」
P「おう。で、宿題は書けそうか?」
舞「書けそうな気がしてきました!」
P「それなら安心だ。挫折体験ってのもたまには役に立つもんだな」
舞「仕事の話とかはわからないところも多いですが…でもなりたい自分はわかった気がします」
P「おっ、どんなだ?」
舞「それは…ヒミツです♪」
P「いやいや気になるだろ」
舞「ヒミツはヒミツなので♪」
P「納得いかねえ…」
舞(いつか私も、プロデューサーさんみたいに…)
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