1:名無しNIPPER
2016/06/04(土) 15:31:40.59 ID:kyPurA/T0
文香「……ん? この本」
ペラペラ
文香「へぇ……」
ペラペラ
文香「……うん」
文香「あの、叔父さん。この本を買いたいんですけど……」
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2:名無しNIPPER
2016/06/04(土) 15:32:36.07 ID:kyPurA/To
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文香「あの…… プロデューサーさん、輝子さんを捜しているのですが…… 何処に居るかご存知ですか?」
3:名無しNIPPER
2016/06/04(土) 15:34:03.29 ID:kyPurA/To
モバP「――えーと、まぁ、なんだ。話が進まないから挨拶はそのくらいにしておかないか?」
文香「え……?」
輝子「フヒ……?」
4:名無しNIPPER
2016/06/04(土) 15:35:46.57 ID:kyPurA/To
輝子「フヒ…… お、お恥ずかしいところを……」
モバP「ほら」
文香「は… はあ……」
5:名無しNIPPER
2016/06/04(土) 15:37:11.13 ID:kyPurA/To
文香「余計な事かも知れませんが…… もしかしたら喜んでくださるかと思いまして」
輝子「よっ、余計な事なんてとんでもないですっ」
輝子「寧ろ、文香さんにそこまでしてもらえて…… す、凄く嬉しくて…… フヒ」
6:名無しNIPPER
2016/06/04(土) 15:38:08.46 ID:kyPurA/To
輝子「こういう稀少本は、ぷ、プレミア価格が付いてる物だから」
輝子「プレゼントとして貰うには、流石に高価過ぎる気が」
文香「……あっ、そういう事なら大丈夫です……」
7:名無しNIPPER
2016/06/04(土) 15:39:31.52 ID:kyPurA/To
輝子「あ、あの、その、す、素敵なプレゼントありがとうございました」
文香「はい」
輝子「た、誕生日、プレゼント、一生懸命選ぶので、フヒ、た、楽しみに、していてください……!」
8:名無しNIPPER
2016/06/04(土) 15:40:52.39 ID:kyPurA/To
輝子「……?」
輝子「あの…… ダメ?」
文香「……!」
9:名無しNIPPER
2016/06/04(土) 15:42:18.04 ID:kyPurA/To
文香「あっ、入っちゃった……」
文香「……」
文香「あの、プロデューサーさん」
10:名無しNIPPER[saga]
2016/06/04(土) 15:43:05.01 ID:kyPurA/To
文香「それにしても……」
文香「凄いですね…… 晶葉さん……」
輝子「うん、晶葉さんマジぱない」
11:名無しNIPPER
2016/06/04(土) 15:46:14.22 ID:kyPurA/To
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文香「美味しい」
12:名無しNIPPER
2016/06/04(土) 15:47:03.17 ID:kyPurA/To
文香「……そ、それにしても」
文香「輝子さんて…… お茶を淹れるのがお上手なんですね」
輝子「フヒ、じ、実は、まゆさんに教えてもらったんです。お茶の淹れ方は」
13:名無しNIPPER
2016/06/04(土) 15:48:31.87 ID:kyPurA/To
文香「……あっ、では、もしかして、そのメイド服もまゆさんに?」
輝子「……えっ?」
輝子「あ、この服はのあさんに」
14:名無しNIPPER
2016/06/04(土) 15:49:48.64 ID:kyPurA/To
文香「そうだったんですか……」
文香「では…… もしかして、何かしらの反応をした方が良かったのでしょうか……?」
輝子「え……? あ、はい、で、出来ればその方が……」
15:名無しNIPPER
2016/06/04(土) 15:50:31.88 ID:kyPurA/To
輝子「そ、それよりっ、こ、紅茶のお代わりはどうでしょうか?」
文香「そうですね…… すみませんが…… お願いできますか?」
輝子「はいっ、直ぐに用意します」
16:名無しNIPPER
2016/06/04(土) 15:51:17.48 ID:kyPurA/To
文香「では…… 失礼して……」
文香「……」
文香「……あっ、確かに、椎茸が生えてますね」
17:名無しNIPPER
2016/06/04(土) 15:51:55.90 ID:kyPurA/To
輝子「あ、そ、そっちは舞茸、です」
文香「舞茸……」
輝子「舞茸って結構由緒があってですね、こ、今昔物語集にも出てきたりするんですよ」
18:名無しNIPPER
2016/06/04(土) 15:52:39.93 ID:kyPurA/To
輝子「……ハッ!?」
文香「……?」
輝子「あ、あの、その、ごめんなさい」
19:名無しNIPPER
2016/06/04(土) 15:53:38.49 ID:kyPurA/To
文香「人との会話が苦手で、普段は口を噤んでばかりいる人間なのに」
文香「本の話題となると…… つい……」
輝子「う、うん。それで、話を終えて…… ふと我に返って周りを見ると……」
20:名無しNIPPER
2016/06/04(土) 15:54:31.00 ID:kyPurA/To
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文香「……ここは、不思議なところですね……」
21:名無しNIPPER
2016/06/04(土) 15:55:18.93 ID:kyPurA/To
文香「……また、ここに来ても良いですか?」
輝子「……え?」
文香「今日のお礼に、今度は私がお茶をお淹れしたいと…… そう思いまして……」
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