過去ログ - 咏「迫り来る怒涛の火力だからね〜」 京太郎(強引なだけでは?)
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208: ◆98g9HLd1Yf9R[saga]
2016/09/19(月) 04:03:28.32 ID:LS4QqLwWo


「それでは誓約をしていただきます。みなさまご起立ください」


 ステンドグラスから舞い降りる太陽のコンフェッティが俺と咏さんをキラキラと包み込み、祝福してくれる。
 2月23日
 それは愛する人が生まれた日であり、これからの俺たちの門出の日になろうとしていた。
 

「京太郎さんと咏さんは今結婚しようとしています。この結婚に正当な理由で異議のある方は今申し出てください。異議がなければ今後何も言ってはなりません」


 静寂の中、牧師の声だけが教会の中に響く。
 この雰囲気の中意義を申し立てる人などいるのだろうか?
 いたとしたならば見てみたい気もする。
 なんて、こんな意味の無い問いかけをしているのも緊張からだろう。 
 ちらりと咏さんの方を見ると、咏さんもこちらを見ており、ベール越しにあっけらかんとした笑顔を見せてくる。
 その笑顔が心へと浸食していきストレスが和らぐ。
 ああ、こんな時でも咏さんは咏さんだ。
 もしかしたらその奥底では緊張しているのかもしれないが、そんなことは微塵も思わせない。




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