過去ログ - 咏「迫り来る怒涛の火力だからね〜」 京太郎(強引なだけでは?)
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211: ◆98g9HLd1Yf9R[saga]
2016/09/19(月) 04:05:20.90 ID:LS4QqLwWo


 そしていよいよ結婚式も終盤。
 落ち着いてきた心が騒めきだす。
 後はキスして、結婚の宣言をして退場するだけ。
 だけどこのキスが曲者。ある意味羞恥プレイだ。
 頬やおでこにキスもあるらしいのだが咏さんに拒否された。
 咏さんや、そんなに親や友人達の前で俺を辱めたいのか。
 もっとももうそんなことも言っておられず、腹を括るしかないのだが……


「ではベールをあげてください。誓いのキスを」


 緊張で手が震える中、ゆっくりとベールへと手を伸ばす。
 もう少し、もう少し……
 上がっていくベールの奥で咏さんは不敵に笑った。
 この顔は何か企んでいる顔だ。
 そう思った時にはもう遅かった。
 不意に首に回された手に体がぴくりと反応する。
 そして驚きの声を上げようとする口は咏さんの口によって塞がれる。
 瞬間、会場からはどよめきと黄色い声。
 やっぱり咏さんは咏さんだった。
 キスの後のしたり顔を見ながら俺はそう思った。




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