過去ログ - 十一年後の名探偵
1- 20
4: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/06(月) 06:31:05.22 ID:AVFEXgvo0
「…なにか私にご用ですか??」


周りに人通りが多い事を確認しながら、訝し気な表情でコートの人影に尋ねるゆりあ。 


手には親から渡された防犯ブザーが握られている。


父から特に言い含められて手渡され、
押した瞬間に大音量で鳴り響き、即座に警備会社に連絡の行く優れモノである。


それだけではない。ゆりあの体内に埋め込まれたICチップが連動して、
例え誘拐される様な事があっても、どこに居ようと彼女の居場所を知らせてくれる。


ここまで厳重な警備体制は、2020年も数年過ぎた現在でも尋常ではない。


ゆりあ本人も、そんな異常ともいえる監視体制を窮屈に感じた事が無いでもないが、
とある事情で娘にそうせざるをえない親心を、理解もしている。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
100Res/78.28 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice