64: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/12(日) 00:04:23.45 ID:Gx+8aCo/0
三日後、二人は待ち合わせた場所で合流して車にシャベルを二本積み、死体が埋まっている山へと車を走らせた。
車は足が付かない様にコネで手に入れた、偽名で借りたレンタカーである。
二人はずっと無言だった。
それも当然だろう。
これから死体を掘り起こしに行こうと言うのだから、当然愉快な訳がない。
話が弾む筈もない。
車を運転している人物は、助手席に座って俯いてる人物をチラリと横目で見て軽く舌打ちした。
元々精神的に脆い所が有るが、これほどだったとは。
それにしても、と運転手は思う。
死体が蘇る??化けて出る?? バカな事を。そんな事有る訳がない。
三文ホラー映画でもこのご時世、そんなベタな話は作らない。
それなのに、この助手席の人物はそれを全く解っていない。
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