過去ログ - 十一年後の名探偵
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67: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/12(日) 00:06:17.35 ID:Gx+8aCo/0
しばらくすると見覚えのある大岩が目に入った。
何かあった時の為に、埋めた場所を忘れては困るので目印にしてた大岩だ。


あそこの岩の手前に、赤城みりあの死体は埋まっている。


埋まっている筈だ。


十一年前に掘り返した跡は、草に覆われて綺麗に隠れているので、
だいたいの場所に検討を付けて、もう一人の人物と頷き合い、シャベルで掘り始めようとする。

地面にシャベルを添え、最初の一突きを入れる為に足を掛け、
体重を載せて地面に突き刺そうとした所で――


「みりあちゃんは、其処か――」


唐突に聞こえた第三者の声に、二人のシャベルを持つ手が驚きと共に止まる。


「大分苦労させられたが……、どうやらエンドマークは近そうだな――??」

声をした方に振り向くと、そこには赤い髪のコートの探偵、安斎都と、今、掘り当てようとして居る筈の死体、
赤城みりあが、自分達二人を睨み付けていた。




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