過去ログ - 漣「ちゃんと、素直にお話したかった」
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6:名無しNIPPER
2016/06/06(月) 13:29:27.48 ID:U19rEcSe0
「さーていっちょやってやりますか」

 食堂で曙と別れ執務室の前に立つ。入室する前に手鏡で最後のチェックを済ませて、
一息ついて扉を叩く。いつもこの瞬間は息が詰まるような緊張感を覚える。

「ご主人様、漣ですー」
「はい、どうぞー」

 執務室に入ると、提督は既に机に座って仕事を始めていた。温和な顔に横の大きな窓から
日差しが当たってなおさら穏やかな風貌に見える。思わず自分の表情も緩んでしまう。



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