過去ログ - 上条「今日はヤケに静かな朝だけど」
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17:名無しNIPPER
2016/06/07(火) 18:08:40.57 ID:ePnrG2uA0
一方通行「一体何年前の話をしてンだァ?」


 上条の問いに、一方通行は両手を広げて答える。


 轟!! と、一方通行の左右のビル壁がペットボトルのようにベコリと凹む。


上条「な、お前!!」


 制止にかかる上条と、口角を上げる一方通行。


一方通行「これはオマエが”いなくなってからの話”だが、”あの化け物”が俺の所に来てなァ? アイツは、俺の知らねェチカラで傷を完治させやがった」


上条(……あの化け物?)


一方通行「理由が理由だったモンだから甘ンじたがァ、まァその必要は無くなったみてェだな」


上条「どういう事だ一方通行!? その化け物ってのは一体何なんだ!? 理由って――――俺がいなくなったってどういう事だ!?」


打ち止め「当麻さんは女の子を追って、ある時急にいなくなったんだよ? って、私は私は過去の事実を述べてみる」


 パリッィ!! と、打ち止めの体から微量の電撃が発生する。


打ち止め「それから間もなくしてやってきた”あの人”の名前は私も知らない。って、私は私は真剣な顔で告げてみる。そして、年月は私をお姉様とは違う一人の人間に成長させ、一方通行はあの頃の能力を取り戻した。私達だけじゃない。具体的に言えば、他の超能力者も、”あの人”のチカラで本来の実力を取り戻した。って、私は私は結論を述べてみたり」


上条「………あの人、か。………分かった。じゃあ、他にコンタクトが取れる奴の所も尋ねてみる。ありがとう、打ち止め。それと」


一方通行「……チッ」


上条「一方通行も」


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