過去ログ - 上条「今日はヤケに静かな朝だけど」
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24:名無しNIPPER
2016/06/10(金) 07:33:41.34 ID:eDFPAdJP0
― 学園都市 −
上条「……はぁ」
見慣れた街並みを眺めながら、上条は静かに溜息をつく。
思えば目が覚めた時からおかしかった。いつもうるさいインデックスはいないし、スフィンクスと格闘するオティヌスの姿も同様に。中学生でしかもエリートであるはずの御坂美琴はうちの制服を着ているし、一方通行は何やら能力の枷の様なものが外れている。
上条(……どうなってんだ?)
無言で空に視線を変えていると、カツン、とブーツで地面を踏みつける音が後ろから。
上条「?」
何故だか、後ろを確認しなければならない気がした。思慮や作戦などではないタダの勘。
と、上条が後ろを振り返ると―――――音速の蹴撃が上条の頭に向かって薙ぎ払われた。
上条「な――――ッ!?」
ガゴォッ!!! という凄まじい衝撃が上条の頭を揺さぶり、体を前方のビル壁に叩き付ける。
上条「……な、ん……」
なんなんだよ。と、そう言わずにはいられなかった。コツン、コツン、と、だがその足音は更に接近してくる。
上条「一体誰が………!!」
鼻血どころか額から血を流しながら、上条は再度振り返る。もう容赦のない蹴りは襲ってこなかった。おそるおそるその顔を見て、上条は沈黙する。
上条「……………」
その青年は、煌びやかな金髪を風になびかせながら、冷たい目で上条を見下していた。
トール「何やってんだ上条ちゃん」
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