過去ログ - 上条「今日はヤケに静かな朝だけど」
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27:名無しNIPPER
2016/06/10(金) 07:47:16.27 ID:eDFPAdJP0
上条「………お前、トールか……ッ!?」


トール「他に誰がいるってんだよ。それとも、俺の顔と強さを再現出来る能力者が学園都市にいるのかな?」


上条「……い、や、っていうか何でお前がここにいるんだ??」


 トール。雷神トール。科学と魔術の融合組織『グレムリン』の中でも特に直接的な戦闘行為を担当し、純粋な個人の力でもって戦争という状況を実現する、破格の力を持つ生粋の戦争代理人。


 かつて上条と三度戦い、上条はその度に苦戦を強いられ、時には圧倒的な差をつけられて敗北もした。


 上条の身体能力がただの一般人レベルである事もそうだが、目の前にいる人間はそもそも規格が違う。


 バーナーのような超高熱の魔術を使用し、学園都市のビル群を一刀のもとに両断するチカラ。そして、その奥に秘められた全能の魔術。


 そんな規格外の怪物は、上条を憐れむように瞳を細める。


トール「……やれやれ。これじゃ死んだオティヌスもガッカリだぜ。なぁ上条ちゃんよ、お前、一体”いつの”上条ちゃんだ?」


上条「……”いつ”? オティヌスが死んだ……? おい、どういう事だトール」


トール「この世界の上条ちゃん……まぁ、端的に言えば大学生の上条ちゃんは死んだわけだがよ。じゃあ高校生の格好、俺達と争った時の格好の上条ちゃんは一体いつの時代からここに飛んできた?」


上条「ちょ、ちょっと待てトール――― トール「的外れな質問じゃないはずだぜ。この時代の上条ちゃんはとうに死んでるんだからな」


上条「――――――――――――」


トール「さて、俺も知っている事を喋ろう。だから上条ちゃんも置かれた状況を余す事なく話してくれよ?」



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